
略歴
関西大学社会安全学部卒業。新卒で某大手コンサルティング会社に入社し、コンサルティングと人事を経験。実家の手伝いを経て、独立。現在は地方中小企業の現場職全般の採用代行を中心に活躍。
「中小企業が採用で成功する絶対法則-求人広告で予算を無駄にしないためにやるべきこと」を共著で出版。
現在の仕事についた経緯
父親が運送会社の経営をしており、その背中を見ていたこともあり、経営者の支援をしたいと考えて経営コンサルティング会社に就職しました。
様々な経営課題に直面する中で、“会社は人がすべて”と考えるようになり、人材面での支援に特化し、中でも入り口である採用の面白さにハマりました。
仕事へのこだわり
「守破離」です。
守破離は師の教えを忠実に守る「守」、それを基に他の教えも取り入れ発展させる「破」、そして独自の新しいものを確立する「離」を意味します。
自分は能力が高いわけではなく、新卒時代は同期よりも能力も成績も低かったため、劣等感から近道や裏技を探していました。しかしある時、先輩にそのことを指摘してもらいました。その時に、成功への近道は成功している例を徹底的に模倣すること、つまりは「守」だと気付きました。
あれこれ考えずにこれが正しいと信じて、自分の血肉としています。他にも学んだことや体験したことをルール化して、深化させています。
新しいものや情報が錯綜し、古いものが捨てられる時代でも、本質的に変わらないものは多くあります。それを見極めて、しっかり身につけることが大切だと思います。
成功しているパターンを模倣することで、上司やお客様に喜んでもらえて、自分にとっても小さな成功体験になります。こういった成功体験の積み重ねが自分の能力や価値だと思っています。
若者へのメッセージ
私もまだ若い方だとは思うので、大したことは言えませんが、人生の中で大切にしたいものやゴールは何か、それに仕事をどう繋げられるのかをぜひ考えてもらいたいと思います。
“仕事は稼ぐ手段”と切り分けてしまうのは勿体ないことです。“もう一歩先の人生を彩る方法のひとつが仕事”と捉えてほしいです。
仕事で「好き」×「活躍できる」の両方が揃うことができたなら、きっと幸せだと思います。この2つを見つけることがキャリア形成のゴールではないでしょうか。
私は企業の採用支援を通して、多くの業界や職種を知ることができ、まだまだ知らない仕事、仕事のやりがいなど多くを学んでいます。
選択肢が多くあるからこそ見つけることは難しいですが、たくさんの情報を集め、自分の目で見て、悩み抜いてください。最終的には自分で決断をすることが大切だと思います。
「自分にとっての仕事とは?」をキャリアを通して考えてほしいですね。