アビコ工業株式会社 代表取締役 安彦健二

略歴

千葉工商卒業。新卒で某機材センターに入社し、7年間勤務。在職中にクレーンや電気工事などの資格を取得。のちに義兄のシャッター屋に入社し、5年間勤務後、独立してアビコ工業を設立。
現在は法人成りし、千葉や東京を中心に関東圏のシャッター工事などを請け負っている。

現在の仕事についた経緯

私は元々、ある程度名の知れた機材センターに勤務し、役職に就く直前までキャリアを積んでいました。そのまま進めば安定した道が待っていたと思いますが、義理の兄との食事の場で転機がありました。シャッター業に従事していた兄と、その会社の部長が同席しており、そこでスカウトを受けたことがきっかけでシャッター業界に足を踏み入れることになったのです。
当時まだ若かった私は「やった分だけ成果が出る仕事がしたい」という思いが強く、無我夢中で挑戦しました。安定を手放し飛び込んだ決断は、今振り返れば大きな転機であり、現在の私の原点となっています。

仕事へのこだわり

私がこの仕事を始めてから一貫して大切にしていることは「人との繋がり」です。お客様や社員、一人ひとりの存在があってこそ会社は成り立ちます。仕事を依頼するのも遂行するのも人であり、そこに「信頼」がなければ仕事は成り立たないと考えています。
この仕事を始めた当初は仕事を覚えることで精一杯でしたが、淡々と業務をこなす中で「なぜこの仕事をするのか」「誰のための仕事なのか」を自分自身に問いかけるようになりました。そんな時に気づいたのが、仕事の先には必ず「人」がいるという当たり前の事実です。
取り付けや修理したシャッターが美しく仕上がることはもちろん大切ですが、それ以上に挨拶や片付けといった基本をおろそかにせず、小さな積み重ねを大事にすることが信頼につながるのだと学びました。だからこそ私は、人と人との繋がりを意識し、信頼を築くことを最優先に仕事へ向き合っています。
近年、台風など自然災害の被害は拡大傾向にあります。数年前まではフィリピン等で発生していた台風が、いまや日本近海で発生するようになり、その影響は深刻化しています。弊社はそうした未曾有の災害にも耐えうるシャッター工事の技術を提供し、千葉、関東、そして日本を守ることを目標としています。単なる製品提供にとどまらず、人と人との信頼を土台にした「プロ集団」として社会に貢献していきたいと考えています。

若者へのメッセージ

若い頃に苦労して身につけたことは、必ず将来の自分を助けてくれます。仕事の技術や知識はもちろん、資格や経験、さらには人との関わりの中で得た学びも、歳を重ねた時に大きな財産となります。特に若いうちは体力もあり、失敗してもやり直せる時間があります。だからこそ、自分が挑戦できることには積極的に取り組んでほしいと思います。
資格の取得や新しい分野への挑戦は、今すぐに役に立たないように見えるかもしれません。しかし、ある時ふと「あの時の経験があったから今の自分がある」と実感できる瞬間が必ず訪れます。苦労した分だけ自信にもつながり、それが周囲からの信頼へと結びついていきます。
若い頃にできる努力や挑戦は、歳をとってからは簡単にできるものではありません。だからこそ一歩踏み出す勇気を持ち、自分の可能性を広げてほしいと思います。その積み重ねが、必ず未来の自分のプラスになるはずです。